2013年11月05日
英国りんごのお菓子でティータイムIN いいづなアップルミュージアム
10月24日
久々となりましたが、飯綱町の「いいづなアップルミュージアム」プチイベントを開催しました。
あいにくの小雨が降る日でしたが、飯綱町は思っていたほど寒くなく、
会場となったいいづなアップルミュージアムのカフェからお庭の景色を眺めているとまるで、イギリスのカントリーサイドを訪れたような気分に♪
(行ったことないんですけどね…)
まずは、アップルミュージアム学芸員の藤澤さんによる「りんごのお話」からスタートです。

おいしいりんごをつくる気候、標高などの条件もぴったりの飯綱町は、りんごの栽培が盛んな町で、なんと全国に流通しているりんごの1%、100個に1個は飯綱町生まれ、なんですって!
実は、日本のりんご栽培の歴史は短くて、せいぜい100年ちょっと。
江戸以前の日本にもりんごはあったものの、今のように、果物として美味しく食べられるものではなかったようです。
明治以降に、旧青森藩のサムライたちが、新しい事業として、試行錯誤しながらりんご栽培に取り組んできた背景などを教えてもらうと、
…フムフム、食べ慣れているりんごにも実は深い歴史があって、見る目が変わっちゃいますね。
そしてこの日のテーマとなっている英国りんごですが、そもそもどうして飯綱町に英国りんごがやってきたかというと・・・
およそ20年前、りんご村の村政100周年を記念し、エリザベス女王が総裁を務める英国王立園芸協会という由緒正しき団体から、英国りんごの代表「ブラムリーシードリング」をはじめ18品種が送られたことが始まりだとか。
この数々の英国りんご、この周辺で毎年たわわに実りますが、多くは加熱用のクッキングアップルとして活用されています。
実は、こうした英国りんごは日本人が好む生食用のりんごとは食味があまりにも違うために、ほとんど生食はされていないのだそうです。
ヨーロッパでも、もともとは生食よりも、りんご酒やジャム、ソース、菓子、料理と加熱用に使われて来た長い歴史があり、甘さや色、形、ジューシーさを重視した生食メインの日本のりんごとはまったく違った個性があるのです。
そこで、百聞は、一味見にしかず!?と普段は、なかなか食べることができない珍しい品種のりんごを6種類も味比べ。

まずは、クッキングアップルの王様・イギリス原産「ブラムリーシードリング」学芸員の藤澤さんのお話では、梅干しを食べたときのような酸っぱい顔になるかも!というので、覚悟しながらおそるおそる一口食べると・・・
『ン?意外にさわやかで酸っぱくない!』
どうやら、今年の酷暑のおかげか、通常の酸味よりも糖度が増しているため比較的食べやすいと聴いて、納得です。
イギリス原産「ブレンハイムオレンジ」・・・はっきりとした香りで食感もよく、生でも十分、美味しい。
オランダ原産の「ベルドボスクープ」・・・これは、長野県人なら誰もが使う「ボケりんご」のような味・・・
かの有名なApple社のかじったリンゴマークの由来「マッキントッシュ」も食べた!

「マッキントッシュ」の子にあたるというカナダ原産の
「サマーランド」との親子対決は、ジューシーで個性的な
マッキントッシュのほうが好きという参加者が多かったかな?
ちなみにマッキントッシュの日本名は「あさひ」
さらに、青森のりんご博士!?国枝さんが持参の幻のりんご「緋の衣」も味見。
「緋の衣」とは、旧会津藩士が苦難の末に北海道で栽培に成功したリンゴで、現在ではほとんど作られていない、とっても貴重なりんごだそうです。

それぞれの説明を聴きながら、一口サイズにカットされたりんごを
次々と味わいました。
わいわいガヤガヤと参加者同士で、味の感想をシェアしつつ、
すこーしだけ、リンゴ通になった気分のところでお待ちかね! 英国りんごを使ったスイーツのお話です。

料理研究家の大久保亜希さんが英国りんごの素材を活かしたレシピで
3種類のスイーツを用意してくださいました。
運ばれて来たスイーツは、どれもこれも美味しそう♪
自然と、テンションもあがります。
大久保先生のお菓子の説明を聞いた後は、ご用意いただいた紅茶やコーヒーとともに、至福の試食タイム!
「ブラムリーとくるみのケーキ」・・・・完熟のブラムリーを使ったパウンドケーキ。くるみとの相性もバツグンで、いくつでも食べられそう。

「薔薇色のりんごたっぷりタルト」・・・名前の通り、華やかなバラのように美しいタルトに参加者の眼は釘付け♪「タイデマンズアーリーウースター」をメインに、「サマーランド」も使用。っているそうです。元々のリンゴの素材を活かしてあるため、甘さは控えめでサクサクした食感。

「メイポールジャムサンドクッキー」・・・通常は、受粉樹として植えられている「メイポール」の小さな実を細かく刻みその濃い赤色を活かすために皮まで使用。特徴ある酸味はラズベリ−にも似た味わい。黒糖を使ったタイプのものも。

3種のスイーツの他にも、りんご研究家の牛山さんが持って来てくださった、英国りんご4種類のジャムも一緒に試食させていただきました!
先に生で食べたりんごが加熱されると、こんなに味も印象もまったく違うとは!オドロキです。
英国りんごって何?という私たちでしたが、その魅力や可能性をいっぱい感じることができた時間となりました。
今後もながのお買いもの研究会では、
地元では当たり前の美味しいモノや、地元以外では、ほとんど知られていない名産品などを発掘・再発見する、そうした機会も作っていきます。
どうぞ、ご期待ください!
是非いいづなアップルミュージアムにも足をお運びくださ~い!
↓ ↓ ↓
******************************
開館時間:午前9時~午後4時30分
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)/祝祭日の翌日/年末年始
入館料:大人300円(250円)、小・中学生150円(120円)
※( )内は、20人以上の団体料金 。町民及び小学生未満の幼児は無料
住所:〒389-1204 長野県上水内郡飯綱町大字倉井5番地
電話:026-253-1071
Eメール apple-mu@town.iizuna.nagano.jp
アクセス方法
車・・・信州中野・または信濃町インターより自動車で20分
JR信越線・・・牟礼駅下車徒歩約30分
長野市街から・・・自動車で北国街道約30分
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久々となりましたが、飯綱町の「いいづなアップルミュージアム」プチイベントを開催しました。
あいにくの小雨が降る日でしたが、飯綱町は思っていたほど寒くなく、
会場となったいいづなアップルミュージアムのカフェからお庭の景色を眺めているとまるで、イギリスのカントリーサイドを訪れたような気分に♪
(行ったことないんですけどね…)
まずは、アップルミュージアム学芸員の藤澤さんによる「りんごのお話」からスタートです。
おいしいりんごをつくる気候、標高などの条件もぴったりの飯綱町は、りんごの栽培が盛んな町で、なんと全国に流通しているりんごの1%、100個に1個は飯綱町生まれ、なんですって!
実は、日本のりんご栽培の歴史は短くて、せいぜい100年ちょっと。
江戸以前の日本にもりんごはあったものの、今のように、果物として美味しく食べられるものではなかったようです。
明治以降に、旧青森藩のサムライたちが、新しい事業として、試行錯誤しながらりんご栽培に取り組んできた背景などを教えてもらうと、
…フムフム、食べ慣れているりんごにも実は深い歴史があって、見る目が変わっちゃいますね。
そしてこの日のテーマとなっている英国りんごですが、そもそもどうして飯綱町に英国りんごがやってきたかというと・・・
およそ20年前、りんご村の村政100周年を記念し、エリザベス女王が総裁を務める英国王立園芸協会という由緒正しき団体から、英国りんごの代表「ブラムリーシードリング」をはじめ18品種が送られたことが始まりだとか。
この数々の英国りんご、この周辺で毎年たわわに実りますが、多くは加熱用のクッキングアップルとして活用されています。
実は、こうした英国りんごは日本人が好む生食用のりんごとは食味があまりにも違うために、ほとんど生食はされていないのだそうです。
ヨーロッパでも、もともとは生食よりも、りんご酒やジャム、ソース、菓子、料理と加熱用に使われて来た長い歴史があり、甘さや色、形、ジューシーさを重視した生食メインの日本のりんごとはまったく違った個性があるのです。
そこで、百聞は、一味見にしかず!?と普段は、なかなか食べることができない珍しい品種のりんごを6種類も味比べ。
まずは、クッキングアップルの王様・イギリス原産「ブラムリーシードリング」学芸員の藤澤さんのお話では、梅干しを食べたときのような酸っぱい顔になるかも!というので、覚悟しながらおそるおそる一口食べると・・・
『ン?意外にさわやかで酸っぱくない!』
どうやら、今年の酷暑のおかげか、通常の酸味よりも糖度が増しているため比較的食べやすいと聴いて、納得です。
イギリス原産「ブレンハイムオレンジ」・・・はっきりとした香りで食感もよく、生でも十分、美味しい。
オランダ原産の「ベルドボスクープ」・・・これは、長野県人なら誰もが使う「ボケりんご」のような味・・・
かの有名なApple社のかじったリンゴマークの由来「マッキントッシュ」も食べた!
「マッキントッシュ」の子にあたるというカナダ原産の
「サマーランド」との親子対決は、ジューシーで個性的な
マッキントッシュのほうが好きという参加者が多かったかな?
ちなみにマッキントッシュの日本名は「あさひ」
さらに、青森のりんご博士!?国枝さんが持参の幻のりんご「緋の衣」も味見。
「緋の衣」とは、旧会津藩士が苦難の末に北海道で栽培に成功したリンゴで、現在ではほとんど作られていない、とっても貴重なりんごだそうです。
それぞれの説明を聴きながら、一口サイズにカットされたりんごを
次々と味わいました。
わいわいガヤガヤと参加者同士で、味の感想をシェアしつつ、
すこーしだけ、リンゴ通になった気分のところでお待ちかね! 英国りんごを使ったスイーツのお話です。
料理研究家の大久保亜希さんが英国りんごの素材を活かしたレシピで
3種類のスイーツを用意してくださいました。
運ばれて来たスイーツは、どれもこれも美味しそう♪
自然と、テンションもあがります。
大久保先生のお菓子の説明を聞いた後は、ご用意いただいた紅茶やコーヒーとともに、至福の試食タイム!
「ブラムリーとくるみのケーキ」・・・・完熟のブラムリーを使ったパウンドケーキ。くるみとの相性もバツグンで、いくつでも食べられそう。
「薔薇色のりんごたっぷりタルト」・・・名前の通り、華やかなバラのように美しいタルトに参加者の眼は釘付け♪「タイデマンズアーリーウースター」をメインに、「サマーランド」も使用。っているそうです。元々のリンゴの素材を活かしてあるため、甘さは控えめでサクサクした食感。
「メイポールジャムサンドクッキー」・・・通常は、受粉樹として植えられている「メイポール」の小さな実を細かく刻みその濃い赤色を活かすために皮まで使用。特徴ある酸味はラズベリ−にも似た味わい。黒糖を使ったタイプのものも。
3種のスイーツの他にも、りんご研究家の牛山さんが持って来てくださった、英国りんご4種類のジャムも一緒に試食させていただきました!
先に生で食べたりんごが加熱されると、こんなに味も印象もまったく違うとは!オドロキです。
英国りんごって何?という私たちでしたが、その魅力や可能性をいっぱい感じることができた時間となりました。
今後もながのお買いもの研究会では、
地元では当たり前の美味しいモノや、地元以外では、ほとんど知られていない名産品などを発掘・再発見する、そうした機会も作っていきます。
どうぞ、ご期待ください!
是非いいづなアップルミュージアムにも足をお運びくださ~い!
↓ ↓ ↓
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開館時間:午前9時~午後4時30分
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)/祝祭日の翌日/年末年始
入館料:大人300円(250円)、小・中学生150円(120円)
※( )内は、20人以上の団体料金 。町民及び小学生未満の幼児は無料
住所:〒389-1204 長野県上水内郡飯綱町大字倉井5番地
電話:026-253-1071
Eメール apple-mu@town.iizuna.nagano.jp
アクセス方法
車・・・信州中野・または信濃町インターより自動車で20分
JR信越線・・・牟礼駅下車徒歩約30分
長野市街から・・・自動車で北国街道約30分
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